WordPressのSEO翻訳チェックリスト

SEO翻訳チェックリスト
要約 · 簡単なまとめ
サイトのコンテンツを翻訳するだけでは不十分です。各言語版にも適切な多言語SEO対策が必要です。 検索エンジンが翻訳ページを正しく理解できるよう、言語別URL、hreflang、canonicalタグ、サイトマップ、インデックス登録を確認しましょう。 英語のSEO設定をそのまま翻訳するのではなく、SEOタイトル、メタディスクリプション、キーワードを言語ごとに設定しましょう。 用語集のルールでブランド名を保護し、検索順位の維持・向上に向けて翻訳済みページの読み込み速度を速く保ちましょう。 この多言語SEOチェックリストに沿って確認することで、インデックス登録や検索結果での表示機会が改善され、ユーザーに適切な言語版を届けられます。

WordPressサイトを他の言語に翻訳する場合、テキストを訳せば作業は完了だと思うかもしれません。

しかし、それだけでは不十分です。

翻訳した各ページにも、適切なSEO設定が必要です。

これには、ページタイトル、メタディスクリプション、URL、その他の技術的なシグナルといったSEO要素の翻訳が含まれます。 

SEOチェックリスト

こうしたSEO上の情報が欠けていたり、正しく設定されていなかったりすると、検索エンジンがページを正しく理解できない可能性があります。その結果、検索順位の低下やトラフィックの減少が起きたり、検索結果に誤った言語のページが表示されたりするおそれがあります。

こうした問題を防ぐには、体系的な翻訳SEOチェックリストに沿って確認する必要があります。 

このガイドでは、検索エンジンがサイトの各言語版を正しくインデックス登録し、理解し、適切に順位付けできるようにするための、必須の確認項目を解説します。

WebサイトのSEOも翻訳する必要がある理由

Webサイトを翻訳すると、検索エンジンはそれを単一のサイトとしては見なくなります。 

異なるユーザー層に向けた、同じコンテンツの別々の言語版として認識します。

たとえば、次のような場合です。

英語のホームページとスペイン語のホームページは構成が同じでも、検索エンジンにとっては、それぞれ異なるユーザー層を対象とする別々のページです。 

Googleは各言語版を個別に分析し、どの国やユーザーに表示すべきか、どのキーワードで順位付けすべきか、同じ言語の他のページと比べてどれほど関連性があるかを判断します。 

つまり、英語のページが英語の検索結果で露出を獲得するのと同様に、スペイン語のページもスペイン語の検索結果で独自の露出を獲得する必要があります。

そのため、多言語サイトの設定でページ間の関係を明確に伝えられていないと、検索エンジンが混乱し、1つの言語版しかインデックス登録しなかったり、検索結果で言語版を取り違えたり、重複コンテンツと判断したりする可能性があります。 

だからこそ、翻訳には多言語サイトの構造を伝える技術的なSEOシグナルも含める必要があります。

WordPressサイト翻訳のSEOチェックリスト

それでは、翻訳SEOのチェックリストを詳しく見ていきましょう。

言語別のURLを確認する

WordPressサイトで新しい言語版を公開する前に、まず翻訳したページが正しいURLに存在するか確認しましょう。 

各言語には、それぞれ分かりやすいURLが必要です。たとえば、次のとおりです。
英語のページ: yoursite.com/about-us/
スペイン語のページ: yoursite.com/es/about-us/
フランス語のページ: yoursite.com/fr/about-us/

Googleで検索して確認できます。 

翻訳されたページの代わりに英語のページやリンク切れ、リダイレクトが表示される場合は、何か問題があります。 

通常、これは検索エンジンに言語設定が明確に伝わっていないことを意味します。

ユーザーと検索エンジンの両方が、常に正しい言語版にアクセスできることが重要です。URLの小さな問題でも、サイト全体の検索順位に影響する可能性があります。

この確認は、サブディレクトリ、サブドメイン、国別ドメインのどれを使用していても必要です。新しい言語を追加するたびに、必ずURLを手動で確認してください。

hreflangタグをテストする

hreflangタグは、どのページがどの言語に対応するかをGoogleに伝えます。

hreflangタグがない、または誤っていると、検索エンジンがユーザーに別の言語のページを表示したり、翻訳ページをまったく認識しなかったりします。

そのため、hreflangチェックツールやGoogleのテストツールを使って、翻訳ページをいくつかテストしましょう。各ページでは、正しい言語コードを使い、そのページ自身を含むすべての言語版を参照する必要があります。

多言語サイトでの検索順位の問題の多くは、hreflangタグの誤りや設定漏れが原因です。翻訳を公開するたびに確認すれば、トラフィックの大幅な減少を防げます。

canonicalタグを確認する

canonicalタグは、どのURLがそのページの正規版かを検索エンジンが判断するのに役立ちます。

各翻訳ページでは、そのページ自身を正規URLとして指定する必要があります。

例:
フランス語ページ:正規URLは /fr/about-us/ にします。
/en/about-us/(英語ページ)を指定してはいけません。

canonicalタグが誤っていると、Googleは翻訳ページを無視し、1つの言語版だけを検索結果に表示します。その結果、言語セクション全体が気づかないうちに検索結果から消える可能性があります。

プラグインがcanonicalタグを自動で処理していても、手動で確認しておくと安心です。

サイトマップの有無を確認する

サイトマップは、検索エンジンが翻訳ページをより早く見つけるのに役立ちます。そのため、すべての言語をサイトマップに含める必要があります。

たとえば、スペイン語ページを追加したら、サイトマップに掲載されていることを確認し、そのサイトマップをGoogle Search Consoleに送信しましょう。

サイトマップがない、または正常に機能していない場合、ほかの設定がすべて正しくても、翻訳ページが検索エンジンにインデックス登録されるまでに長い時間がかかる可能性があります。

新しい言語を公開した後は、必ず更新したサイトマップをSearch Consoleに送信しましょう。

noindexタグを確認する

翻訳ページが誤って検索結果から除外されていることがあります。

これは、ページに「noindex」タグが含まれている場合に起こります。

このタグがあると、Googleはそのページを検索結果に一切表示しません。

翻訳ページのソースコードを確認し、インデックス登録が許可されているかどうかを確かめましょう。簡単な確認ですが、見落とすと、一夜にして言語セクション全体が検索結果から見えなくなる可能性があります。

SEOプラグインの設定を見直す

Yoast SEO、RankMath、または別のプラグインを使用している場合は、多言語サイト向けに正しく設定されているか確認しましょう。

言語ごとに固有のSEOタイトル、メタディスクリプション、キーワードを設定する必要があります。

英語のキーワードをそのまま機械的に翻訳しないでください。

たとえば、英語の「cheap hosting」は、ドイツ語やスペイン語でユーザーが検索する語句と必ずしも一致しません。キーワードのわずかな違いが、検索順位に大きく影響することがあります。

そのため、新しい言語を追加したときやプラグインを更新したときは、必ずプラグインの設定を確認しましょう。

ブランドに関する語句を保護する

ブランド名、製品名、スローガンなど、翻訳してはいけない語句もあります。

たとえば、製品名が「WP Secure Pro」の場合、自動翻訳ツールが別の言語に訳してしまい、ユーザーを混乱させる可能性があります。

ほとんどの翻訳プラグインでは、用語集のルールや例外を設定できます。これらを使って、重要な語句を言語間で一貫させましょう。

新しい翻訳を公開する前に、これらのルールを設定しましょう。

ページの表示速度をテストする

表示速度は、メインの言語だけでなく、すべての言語で重要です。

メインの言語でしか表示速度を確認しないサイト運営者も多いですが、ほかの言語の翻訳ページもパフォーマンスをテストする必要があります。

翻訳プラグインによってスクリプトやリソースが追加され、ページの表示が遅くなることがあります。読み込みが遅くなると、コンテンツやSEO設定が適切でも検索順位が下がる可能性があります。

そのため、PageSpeed Insightsなどのツールを使って翻訳済みページをテストすることをおすすめします。読み込み速度と操作への応答時間に注目してください。

パフォーマンスの問題を早めに修正することで、すべての地域で検索順位を維持しやすくなります。

まとめ

簡単に言えば、質の高い翻訳だけでは十分ではありません。多言語サイトの成長と検索結果での成果を支えるのは、適切なSEO設定です。

新しい言語を公開する前後には、時間を取ってこれらの項目を確認しましょう。検索エンジンがコンテンツをより正確に理解し、適切なユーザーに適切な言語版のサイトを表示するために役立ちます。

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